バカオタクライフEvery day

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【ネタバレ注意】劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト 感想

この記事は6/4に朦朧としながら書いたものです。
書こうか書かまいか悩みましたが「こういうのは早くアウトプットしたほうがいい」と言われて編集画面を開きました。

私たちはもう舞台の上

このなです。今日(6/4)は「劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタライト」の公開初日でした。その初日に見に行きました。
今回は考察、というところまで飲み込み切ることができませんでした。なのであくまで感想、そこにとどめておきます。

以下、ネタバレ注意です。まだご覧になられていない方は、是非映画館にてご観劇くださいませ。

















































主旨

今回は以下の3点に焦点を当てて書こうと思います。それ以上はちょっと…間に合わない!🦒🦒🦒🦒🦒

  • ちょっと寂しいくて、でも前向き
  • 現状の否定
  • 感情のぶつけ合い

ちょっと寂しいくて、でも前向き

今回の感想を一言にまとめるとそんな所です。
僕は第100回の聖翔祭のトップスタァを目指して歌って踊って、奪い合う彼女たちがとても好きです。 自分がありたい姿を目指して本気でぶつかって、へこたれてもまた立ち上がる彼女たちのキラめきに魅せられているからです。
最終的に彼女たちはそれぞれの星を目指して進み始めました。もう彼女たちは聖翔音楽学園 俳優育成科の二年生じゃないんです。
アニメとしてのスタァライトの物語に区切りがついてしまいました。「レビューでの彼女たちが見れなくなってしまう」、そう思うとちょっと寂しいです。
ですが、スタァライトはこのような感情にこそ訴えかけるような作品なんだと思ってます。
前進は暗闇に身を投じ、挑戦は挫折を生み、変化はこれまでを否定します。それはとても怖くて、逃げ出したり、諦めたくなってしまいます。
そんな思いは「現状維持バイアス」として、私たち共通の心のなかに生きています。
スタァライトは作品を通して立ち止まってしまいがちな人に踏み出す勇気を与える、そんな作品だなと思います。
なぜなら暗闇で挫折しながら『再生産』する彼女たちは、キラめいているからです。 丁度、今作主題歌の冒頭も以下のような歌い出しで、背中を押しているように感じました。

Wow 果てなき空
Wow 星を目指せ
恐れずに進め

勘違いでしょうか?それでも確かに僕は元気をもらいました。
今作を期に彼女たちとはしばらくお別れかもしれない、そう思うとちょっと寂しいわけです。しかしそれは前向きな別れで、僕を晴れやかな気持ちにしてくれました。

現状の否定

作品中でレヴューシーンが多くありました。その中でも、これまでの自身あり方を否定する様には強く惹かれました。それこそ前述の『再生産』そのものです。

双葉・香子

発端はお互いの進路が違うところからなんだと思います。「一緒について来る言うたやろ、嘘つき」、「あたしだって目指したいものがあるんだ」といった具合。またいつもの痴話喧嘩か?って思ったらその先に行きましたよね。これまでの待たせる香子と待つ双葉という関係性が逆転しました。
双葉ちゃんの口から「香子がズルい」とか「今度はあたしが待たせる番」みたいなこと言われちゃったら…ねえ。絵的にもかなりエロスを感じました。
お互いが激突するとき、香子ちゃんが「双葉ーーーーッ!」って言ってたの、エモかった。

星見純那

「大学へ進学して舞台を客観視したい」、純那ちゃんらしい進路だな、って思いました。しかし、ななからしてみると「逃げた」と感じたのかもしれません。純那ちゃんが偉人による借り物の言葉で攻め立てても響かなかったのはそのためでしょう。
しかしその後が純那ちゃんがキラめくとき。純那ちゃん自身の言葉を刀にしてななに敷かれたレールを切り裂く姿にななちゃんギャン泣き。俺もギャン泣き。 レヴューシーンだとじゅんなななのシーンが一番アツくて好きだったなぁ。相手の武器に自分の宝石をねじ込んで自分のものにするとか激アツ展開をスタァライトで見れるとは思いもよらなかった…。

こんな感じで今までのあり方を否定して更に自分が求めるものに近づこうとするのは、アニメ版から一貫してある構成かなと思います。その過程ではドラマがあって、感動させられますね。

感情のぶつけ合い

「アニメ版から一貫してある構成」で言うと、舞台の上での感情のぶつけ合いも今回見ることができてグッと来ました。舞台の上では二人きりですもんね。

まひる

ひかりちゃんの事が「嫌いだった」、僕がまひるちゃんから本当に聞きたかった言葉だ、と気づきました。
まひるちゃんはぽかぽかしたお日様みたいな子です。そんなキャラクターって清廉に描かれがちですが露崎まひるという人物に至っては煩悩と嫉妬の人間です。そこに「嫌悪」という仄暗い感情があるのは当然なわけです。
ただ、ライバル同士でひかりちゃんを信頼しているからこそ、本人に直接嫌悪の感情をぶつけることができたのでしょう。
それはひかりちゃんも同じで、あんなに泣いて「怖い」って感情をさらけ出したのは今までの中ではまひるちゃんに対してだけなんじゃないでしょうか。

真矢

「私はいつでも一番かわいい」←かわいい
…正直ここが強すぎて真矢クロレヴューシーン他あまり覚えてないんですよね…

友達でもない、敵でもないお互いに対して持っている感情って十人十色で複雑。それを舞台の上なら二人きりだから包み隠さずぶつける事ができる。
これはアニメから一貫性がある構図ですが、今回は意外性も相まって特にゾクゾクしました。

分からなかったことについて

ひかりちゃんはなぜ?何を?

ひかりちゃんは自主退学し、ロンドンへ行ってしまいました。
なぜ?何をしに?
エンディング時にも卒業後、みんなに会うために各地を巡っていました。
他のみんなは各地で進路に進んでいましたが、ひかりちゃんはどこで何をしている人だった?
まだ分かりません…。

舞台少女の死

ななが皆殺しのレヴューで言っていたことです。第100回聖翔祭で彼女たちは死んだ、というのが僕の中でまだつなげる事ができないです。

今回はここまで

他にもいいなって思ったシーン、どういうことだ?ってなったシーンはいっぱいあります。が、記憶には限界があるので更に深堀りするにはもう一度見るしか無いか…!ってなってます。
一旦筆を置きます。みんな、スタァライトの映画よかったね…!